いや、すいません。中小企業診断士のけんけんです。
疲れている受験生の方の癒しとなるべく登場したのはゴエモン様!!先日独立された猫ちゃんをこよなく愛する先輩診断士の愛猫でございます。
私がブログを書き始めた初期からコメントをいただける有難い方です。コロナウイルスの影響が大きくなる中、独立されていろいろ大変だとは思いますが、いつか一緒にお仕事が出来ればいいなと思います。
明日はゴエモン様のパートナーであるイエモン様が登場しますので、乞うご期待を。
では昨日の続きです。
採点者は受験生が書いた答案でしか採用しません。ということはあなたが考えた内容を分かりやすい解答に落とし込めないと、あなたの考えは伝わらない事はお伝えしました。
ただそもそも、中小企業診断士2次試験って診断助言事例ですよね。
ということは与件文と設問文の情報を基に書いた解答って誰に向けて診断・助言しています?それは各事例企業の社長です。
あなたは社長に向けた診断・助言を意識していますか?
専門用語を並べて立てて、小難しい日本語使っても社長には響きませんよ!!
まずは主語と述語をちゃんと対応させましょう。
主語は「問題で聞かれていること」をオウム返しすることがポイントです。
例えば平成29年事例2で説明しますね。
第4問
B社は今後、シルバー世代以外のどのセグメントをメイン・ターゲットにし、どのような施策を行うべきか。図を参考に、120字以内で助言せよ。
聞かれていることは、B社が今後「どのセグメントをメイン・ターゲット」として、どのような「施策」を行うべきか?です。
つまり解答に「メイン・ターゲット」と「施策」を書かなければなりません。
解答のフレームとして
「ターゲットは・・・・である。」「施策は・・・・・である」と聞かれていることをそのまま主語にすることで「聞かれていることを答えてますよ」という事が明確になります。一番ダメなのが解答を読んで、ターゲットが誰なのか、施策が何なのか分からない事です。
120字で解答することも意識しなければなりません。私でしたら、20字でターゲットを答えて、残り施策を①②で50字ずつ2論点を答えるイメージをします。決して、100字一文ではありません。(これは字数ピタピタで答える必要な無く、イメージすることが大切です)
これを設問文を読んだ時にイメージできるかで大きな差がつきます。
例文①
ターゲットは幼い子供を持つ30代の子育て世代である。施策は、①保育園の勤務経験を活かし保育園のルールに合ったノベルティを販売する②入園準備の相談会や親子イベントの開催頻度を上げ、顧客との接点確保や住民の交流の場を提供し地域の繁栄に貢献する。(120字)
例文②
保育園の勤務経験を活かし保育園のルールに合ったノベルティ販売を行うと共に、入園準備の相談会や親子イベントの開催頻度を向上させることにより、30代の子育て世代との接点確保や交流の場を提供し地域の繁栄に貢献することを施策として行うべきである。
例文①と例文②とも同じ内容です。解答になる要素も同じ内容ですが、例文②は100字一文。主語も無い文章表現です。これ一度読んだだけで、誰がターゲットか分かりますか?解答を読んだ後に結局ターゲット誰やねんってなりません?30代の子育て世代って書いてあったから結局それがターゲットか・・・と採点者が考えなければなりません。
その点、例文①は最初にターゲットを言い切っています。採点者はそれでターゲットが分かります。これが間違っていたらアウトですが、例文②で分かりにくく書くより良いのかな。
施策についても50字ずつ2論点で書くイメージをしております。これは100字1論点では無くて、多面的に解答を考えると良いと思います。診断士はいろいろな角度から企業を分析する子供が求められます。また一論点を100字で書いて、その内容が外れたら0点です。2論点入れておけば、得点チャンスは上がります。目安として50字1論点をイメージされると良いでしょう。100時であれば2論点、150字であれば3論点です。
そして重要なのが
50字のマス目を因果関係で解答することがポイントです。
少し長くなってきましたので、また明日に続きます。
内容が参考になったと思われる方は是非下のポチを押して下さいませ。品質のバロメーターとさせていただきます。ご協力よろしくお願いします🤲また明日へ。