おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
私はタキプロという受験生支援の団体に所属しており、受験生との接点も増えてきました。いろいろな質問をお受けしましたので、少しばかり紹介しますね。
Q 2次試験の過去問は何事例解けば合格できますか?
700事例位ですかね?私は受験生を9年間やっているのでその位は解いていますかね。
多分もっと解いているかも?
えっ700事例も解かないと合格できないの?と思ったあなた。鋭いですね。全然合格できますよ。
良くあるじゃないですか?100事例解かないと合格できないですよ、みたいな都市伝説が。量をこなす内に開眼するって。
それなら私なんかとっくの昔に開眼しとるわ!眼が100個くらいついた妖怪人間登場みたいな感じに。
ただ過去問を何回も回す事が勉強だと思っている人いませんか?過去問演習は得意だけど本試験では全然解けないタイプ。これ私でした!
例えば事例2で「助言」問題が出題された時に、あなたはどういうプロセスを取りますか・・・?
多分、今プロセスを話せない人は、本試験でも感覚で解答を出すと思います。という事は出来る出来ないも運で決まります。
あなたは2次試験過去問を何の為に解きますか?それは本試験での対応の仕方を自分のプロセスとして確立する為です。これが出来ないと何事例過去問を回そうが合格できません。
私からのアドバイスとしては、段階を追って勉強の仕方を変えた方が良いと思います。
★2次試験初学者
全く2次試験を経験していない人は、いくら勉強の質が大切だと言ってもある程度の量を勉強する必要はあります。過去問を解いて、空白が無くなるくらいのレベルですかね。
最初は80分にこだわる必要な無いと思います。
「ふぞろいな合格答案」やAASさんのサイトに合格者の解答がアップされていますので自分が気にいった答案などを参考にしていました。
でも合格者でも、さまざまな答案を書いていますので、「自分が気に入った」答案を参考にする事がポイントだと思います。私は良く「写経」をしていた記憶があります。
ただ気に入った答案を自分の手で書くだけ。そんな事をしていると自然と2次試験に慣れてくるんですよ。これ不思議!
別に予備校の模範解答でも良いんですが、80分で書けるかは良く判断して下さいね。
予備校によっては80分で書けそうな答案を敢えて書いてくれるところもありますが、こんなの絶対無理っていう答案もありますからね・・・。。
★多年度受験生向け
①80分で解答を解く→自分の解答プロセスを全部書いてみて下さい。
凄い面倒くさいですが・・・。
②さきほど、ふぞろいなどで「自分の好きな解答」と述べましたが、その解答をベンチマークとして、その解答を書くためには何が必要か考えることです。
③問われている解答パターンに対して、どのように対処するか、自分なりの対応を残しておく
例えば「助言」問題なら自分はどう解答する?など汎用化するイメージです。
①現状を把握して②あるべき姿との差を認識して③自分の解答プロセスに落とし込むPDCAを繰り返すことです。
要は「本試験でどう対応するか?」を本試験までに練り上げることです。
★時間が無い人向け
どうしても80分といったまとまった時間が取れないよ、という方多いと思います。
そうした場合は80分をプロセス毎にパーツに分けましょう。
私は「前半40分で解答骨子まで作る」→「後半40分は解答を書くだけ」という解答プロセスなので、「前半40分」がとても重要になります。後半は書くだけでしたから。なので時間が取れない場合は前半40分の解答骨子作成までを反復練習しました。
40分でも時間が取れない人は、設問文を読むパートだけ繰り返しても良いと思います。与件読むだけとか。とにかく時間が無いと言って勉強をやらないのは逃げだと思います。
「逃げちゃだめだ!」エヴァンゲリオンですよ。(分からない人すんません)
そんな感じでどうでしょう?どんな感じだって!
過去問を回転させるだけの勉強が意味が無いって事が一番言いたいことです。
本試験に合格できる為の勉強をしましょう!
今日はお休みの人も多いと思いますので、自分と向き合って下さいね。
ではまた明日へ。少し質問への解答シリーズを続けようか考えています。
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