おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
皆様勉強は進んでいますか?久々の登場、このブログのマスコットであるイエモンちゃんです。連休疲れの皆様、癒されましたか?
私は銀行に勤めています。長年勤めているといろいろな上司に当たります。その中で上司に言われて一番心に響いている言葉がこれです。
「銀行の常識は、お客様の非常識と思え!」という言葉です。
銀行員が当たり前だと思っている事がお客様にそのまま通用するとは限らない。お客様の立場になって考えろって事です。
私はブログでいろいろな事を申し上げますが、皆様に必要な情報かどうかは取捨選択になります。私は地方に住んでいたので、2次試験の勉強会に憧れがありましたが、あれも他の受験生の思考プロセスなどに触れて自分に無い考え方を補う事ですよね。
私も診断士合格者であるので、あまり変な事は言っていないつもりですが・・・
ネット時代で診断士試験も情報過多ですからね。ブログを書いて、いろいろな情報を流しているお前が言うな!と批判されそうですが。でも今の時代は情報を全て鵜呑みにしてもあまり良いことは無いかな。いろいろな情報を収集して自分に必要な情報を選択する事が求められます。
私も地方に住んでおり、受験生時代は一発合格道場やタキプロブログなどを参考にしていました。私のブログも皆様のお役に立てれば。という事で今日も記事を書いていきます。
昨日は80分の解答プロセスの与件の読み方を話していこうと思います。
与件のどこに着目していますか?色々な答えがありますが・・・。
少し切り口を変えてお話します。そもそも与件は何の為にあるのでしょうか?
それは事例企業の診断助言する為ですよね。だって中小企業診断士試験ですもの。
そしてあなたは与件を読んで、事例企業の問題点を捉えて解答を書きます。
なので与件=解答の根拠になりますね。当たり前ですか?
ではあなたが書いた解答を見て下さい。与件が根拠になっていますか?一般論で全く事例企業に関係が無い事を書いていませんか?
与件を読むという事は解答の根拠を探しに行くことです。また事例企業の問題点や社長の想いを汲まなくてはなりません。社長の意向を無視して診断助言はNGですよ。
この意識を忘れているかたが多いような気がします。ただテクニックに頼っているだけではダメだという事です。
事例1から事例4まで与件の読み方に関しては若干変えているかなと思います。
★事例1~事例3まで共通事項
解答の根拠を探すことから言えば、「設問と同じ言葉」が出てきたら要注意です。
昨日話した事例で言えば「3代目社長」「1990年」と同じ言葉が与件に出てきたら必ずチェックすることです。
あとは月並みですが「接続詞」「強調表現」「社長の想い」などをチェックしていきます。接続詞は逆接と並列ですね。これは解答を解く際のヒントになりますが、また別の機会に話したいと思います。「強調表現」「社長の想い」も与件から解答要素を抽出するヒントになるからです。
★事例4の場合
事例4になると与件を軽視する人が多いですね。事例4は財務的視点から事例企業を改善する必要があります。
でも事例4=計算問題を解く事例だと思っている人が多いのは確かです。
事例4の与件であれば第1問で問われる経営分析を意識しながら読む事がポイントです。長所と短所を検討しながら読んでいくイメージ。
与件で有形固定資産(設備)が悪いなんて書いてあれば、設問で設備投資の経済性計算の問題が出題されて、新たな設備導入の可否を検討させる問題が出題されるケースが多いです。また与件で収益性が悪いなんて書いてあれば、CVP分析などの問題で収益性を改善させる問題が出題されるケースが多いです。
これを意識して下さいね。
ただ財務諸表から数値を出して、数値の良し悪しを判断しても・・・。事例企業の現状に合っているかは、与件を見ないと判断できません。
事例毎の読み方の特徴は、明日また話していきましょう。
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