おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
連休も最終日ですね。あっという間に終わっていきます・・・・。
皆さん勉強は進みましたか?私はタキプロという受験生支援団体で受験生の皆様とオンライン上でつながっていました。受験生の皆様が伝わってきて私も刺激を受けました。
神田伯山の講談をYouTubeで観て気分転換してますよ、なんて情報も教えてもらい・・・。普段こんな話できないですよね。私も見てみよう!
昨日は、与件の読み方について話しました。敢えて細かい話をしなかったのは、過去問を通して話した方が分かりやすいと思ったからです。1次試験直後から過去問を通して思考プロセスなどを解説しようと思ったので、またそちらでお話しましょう。
ネタがそこまで持てば良いですが・・・。
事例の読み方も事例毎に少し変わってきます。意識の問題ではありますが・・・。
今日は事例1を中心に話します。
事例1についてはストーリー性が高いです。必ず過去から現在に時系列に話が展開していきます。過去のA社は成功しております。そして必ず外部環境変化が起きます。そしてA社は強みを活かして多角化します。
そんなストーリー展開です。これはパターンとしてはほぼ一緒。
事例1でなんの外部環境変化が起きない場合はビックリして下さい。事件発生です。
ポイントとしては
①時系列を意識して下さい。
先ほど申し上げましたが時系列にストーリー展開していきますので、与件も段落毎に過去の話をしているのか、現在について話しているのか区分けして下さい。大げさに言っておりますが、受験生の皆様も行っているんじゃないですか?
ポイントは設問との対応付けをスムーズに行う為の前工程と考えて下さい。
設問分析のお話も以前しました。設問で聞かれている事が「過去」の事なのか?「現在」の事なのか?意識する事で与件との対応付けが楽になります。
ほら3代目の話しましたよね。3代目の事が聞かれているのに、5代目が書いてある与件を探してもムダです。これだけ聞くと当たり前と思うかもしれませんが、実際に解答を解く際には無意識にやっている方が多いかも。
実際のプロセスに落としこむと「時系列を表す表現や単語をチェックすること」
具体的には設問文に出てきた年代などをチェックすることです。
②外部環境変化を意識して下さい。
今のご時世ですから意識しやすいですかね。事例1では必ず外部環境変化が現れます。
リーマンショックや不況などの外部要因などは分かりやすいですね。現在もコロナウイルスの影響もありますし。
ここで意識して欲しい事が
「外部環境の変化に対応するA社」と「依存体質からの脱却」です。
外部環境の変化に対応する視点で言えば、過去のA社は必ず成功しています。でも外部環境の変化で現状通りでは上手くいかない状況になります。A社社長は新たな戦略を考えなくてはなりません。今のコロナウイルスでビジネスモデルは相当変わると思います。まさに今のご時世はリアル事例1だと思います。
「依存体質からの脱却」については大手依存体制からの脱却です。事例3でも良くでますね。
平成30年などはこのパターンですかね。大手依存体制で過去は上手くいっていましたが、しかし不況などの外部環境変化でA社経営危機。A社社長どうします?といった展開です。
A社社長は自社のコアコンピタンスを活用して多角化を図ります。これ何て言います?
関連多角化ですよ。無関連多角化ではありませんよ。シナジー効果無いですからね。
③強みを確認して下さい。
事例1は強みの維持・強化がポイントです。そもそもコアコンピタンスとなる強みが無ければ多角化してもあまり意味が無いです。強みが無い企業が多角化したら更にまずい状況が待っています。
コアコンピタンスを活用して競争優位性を築く。これ事例1鉄板。事例2では競合との差別化になりますが、事例2についてはまた明日へ。
これどう応用するか?例えばA社は○○が出来ていない。なんででしょ?みたいな設問ありますね。
大体強みが活用できてないんじゃないですか?与件読む前からイメージ出来ますよね。
①~③まで述べてきましたが、まだまだ細かい点はありますが、これは実際の事例を見ながら話した方が良いと思います。1次試験終了後にまた。ネタが無い場合は早めに開始しますが・・・。
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