おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
昨日はZoom飲みで4時間ずっと飲み続けて軽い二日酔いです。
そんな二日酔いを覚ます郵便が届きました。
奴はいきなり現れました。会社の悪口を書く都合上、実名公表は避けております!
たぶん、かなりバレていますが・・・。
診断士にふさわしい内容のブログは書けておりませんが、スキルアップに努めて頑張っていきます。銀行員という仕事に不満はありませんが、個人的にはFA宣言で環境を変えたい気持ちもあり、今後の方向を模索していきます・・・。
今ブログでは2次試験に使える1次知識(事例3編)を展開しています。
ただ「受験生のお悩み相談シリーズ」「経済ニュースを診断士・銀行員目線から書くシリーズ」を展開しようと思っています。毎日更新だといろいろな事を書かないとネタが持たないっす。
今日は経済ニュースから
あのレナウンが・・・。衝撃ですね。
レナウンの実情は全く分かりません・・・。ただ診断士2次試験の勉強は過去問を解くだけではありません。新聞やニュースなどの経済ニュースを診断士試験的にはどういう発想をすべきか?あくまで診断士試験的なので実務の要素はまた別問題です。こういうトレーニングを積み重ねることによって初見問題への対応力が鍛えられると思っております。では・・・。
概要はこちらです。
1990年代に世界最大規模のアパレル企業だったレナウンですが、インターネット通販やファストファッションなど産業構造の変化により苦境に立たされておりましたが、コロナウイルスの感染拡大防止による外出自粛などの影響による衣料品の販売が急減し資金繰りに行き詰まり法的手続きに至りました。
親会社は中国大手の山東如意科技集団。山東如意のグループ会社からの資金回収が滞っため53億円の貸倒引当金を計上しており2円連続の経常赤字を計上しておりました。
★事例4的視点
今回は資金繰りに行き詰ったことが民事再生に至った大きな要因。親会社からの資金回収困難いわゆるCF不足です。売上債権の増加はCFを逼迫します。今回は親会社への貸付金なのか売上債権かは分かりませんが。短期安全性の悪化はいくら自己資本比率が高くても倒産に至る可能性を秘めています。いわゆる黒字倒産ってやつです。
CF不足につながる売上債権や棚卸資産が過多の場合は要注意です。
銀行員的にも関連会社への貸付金はチェックします。関連会社の業績が悪い場合や財務内容が不透明な場合は不良資産として見做します。
★事例1的視点
1990年代に世界最大規模のアパレル企業であったレナウンが、外部環境変化に対応するストーリーは事例1の鉄板です。新聞記事を読んで事例1を読んでいるイメージでした。事例1としては強みを活用する視点ですが、レナウンの場合は何だったんだろうな?ブランド力?
親会社との関係も悪かった事の影響はあるか?買収などで問われる組織文化の融合が上手くいかなかったか?
老舗企業特有の保守的な選択を行い、外部環境変化に対応できないゆでがえる状態?
チャレンジ精神が乏しい?
実際の内部事情が分からないですが、診断士試験的にはこんな見方が出来ますかね。
事例2的には、洋服に全く興味が無いので勝手な発言は出来ないです。私みたいな感じのユーザーが増えたせいでもあるんですかね?
差別化出来ていたのかな?洋服ってどこで差別化するかもあまり分かっていなくて。
診断士試験的には大手は低価格戦略。中小企業は大手と差別化する為に高付加価値戦略はセオリーですね。
百貨店中心の品揃えとあったので、販売網の整備は出来ていたのかな?外出自粛では百貨店行けないですものね。
診断士としてはいろいろな業態を分析する必要があるので、勉強していこうと思います。
事例3は省略・・・。
結局言いたいことは、新聞やニュースを見た際に、診断士視点でいろいろ考えてみる事が重要です。
正解不正解はどうでも良いです。自分の頭でまずは考えてみることが必要では無いでしょうか?
レナウンは民事再生なので、これから良いスポンサーが表れて再生する事を願うばかりです。
今日はここまでです。
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