中小企業診断士けんけんの部屋

中小企業診断士及び銀行員として受験対策や日常業務を気ままに伝えます。中小企業診断士多年度生に特にお勧めします。

資金繰りについて①

おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。

すこし銀行実務よりな内容と診断士2次試験を絡めてお話しています。どうでしょうかね?「実務面が分かり参考になりました」「社長のパッション大切ですよね!」などのコメントをいただき大変嬉しく思っております。皆様のお役に立てれば幸いですので、これからも頑張って書いていきたいと思います。 

f:id:kenken7749:20200526200826j:plain

 

銀行融資の現場において、やはり資金繰りの相談を受ける事は多いです。

そりゃそうですよね、融資部門なんだから・・・。

昨日は設備投資のお話をしたので、今日は運転資金について話していきます。

運転資金で特に注目すべき点は正常運転資金の考え方です。

正常運転資金=売掛債権+棚卸資産ー支払債務です。

いわゆる収支のズレってやつですね。

ラーメン屋さんを例にとって解説していきます。

 

ラーメン屋さんの場合は通常は現金商売です。まずラーメン屋は、材料などを先に仕入れます。そして注文を受けてラーメンを作ってお客様に出す。そしてお客様が帰る時にラーメン代をもらう流れになります。なのでラーメン屋さんは仕入れで先に現金は出しますが、ラーメンを売れば直ぐに現金で回収できます。

ラーメン屋で出世払いは聞いた事がありません。

 

でも通常のビジネスでは現金払いの方が稀です。

  • 売掛債権は売掛金受取手形です。簡単に言えば、物が売れても直ぐにはお金が入らないことです。ラーメン売れても現金でもらえない事と同じです。
  • 棚卸資産は商品などを指します。商品も売れればすぐに現金化されますが・・・。ただ売れ残ったら過剰在庫になります。事例3であれだけ在庫過剰はダメって言うじゃないですか。これは資金繰りにおいても悪影響になるからです。
  • 支払債務は買掛金、支払手形です。これは支払いを少し先延ばしにする効果があるので資金繰り的には助かります。まあ先延ばしいになるだけですけど・・・。

ここで売上は売掛金で入金、支払いは現金払いの場合、資金繰りにどのような影響を及ぼすでしょうか?売上が上がったのに売掛金として処理されるから、すぐに現金として入金されません。だけど支払いは現金払いなので待ったなしで支払わなくてはなりません。なので売上が上がれば上がる程資金繰りは厳しくなってしまいます。

 

脅威の悪循環です!

売上が上がる程資金繰りが厳しくなるなんて・・・。

私も銀行に入りたての頃は売上にしか関心がありませんでした。売上右肩上がりなら問題ないだろうって・・・。事例2の世界観です。

「正常運転資金の算式はこれですよ」と試験対策としては覚えていましたが、「実際の資金繰りにどういう影響を及ぼすか」を全く理解していなかったのです。

なんかこれ診断士試験と似てません?1次の知識を覚えても2次試験では「知識をどう使うか?」が分からないと歯が立たない。少し無理やりすぎますか?診断士試験と実務を絡めた内容と言うことで、大目に見てやって下さい。

 

話が逸れましたね。時を戻そう。

以上から、

先ほど述べた正常運転資金は商売をする上で絶対必要な資金となります。
社長が銀行に融資を申し込みにいった際に「正常運転資金が必要なので、融資お願いします」と言えば銀行も融資を断りずらいはず。特にメインバンクは・・・。
だって商売をする上で絶対に必要な資金なのですから・・・。
正常運転資金の論点は財務会計で出てきますよね。事例4ではあまり見ませんけど。

 明日はこの論点を深掘りしていきます。融資に強い診断士を目指して・・・。

あと書き忘れました。昨日のブログで中小企業診断士は社長と寄り添う事が必要と述べました。私は中小企業診断士として社長とバカ話を出来る仲でいることが理想だと思っています。中小企業診断士は偉い職業でも何でもありません。そして批評家でもありません。何でも気軽に話せる仲を構築する事が必要だと日々思っております。

今日はここまでにします。

参考になりましたら、是非猫クリック!!宜しくお願いします。

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ