おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
本当は今日から新しいネタを掲載する予定でありました。しかし、中小企業診断協会より突如発表がありましたので、急にネタを差し替えしてお送りすることにしました。
中小企業診断協会より1次試験についての発表がありました。
1次試験は予定通り7月11日、12日に開催!!ただし受験票は6月末発送を予定しているとのことです。詳しくはこちらをクリックして下さい。
受験生の皆様もモヤモヤされていたと思います。コロナウイルスは誰も予想できるものでは無いですから仕方ありませんが・・・。
こんな不透明な環境の中で勉強を継続されてきた皆様には頭が下がります。とりあえずホッとしましたか?それともいきなり高い壁が急に表れて現実に引き戻された感じですか?99人の壁みたいな・・・。
でもこれからの時間は全受験生にとって平等です!!
悩む暇があったら勉強した方が良くないですか?
1次試験まで1ヵ月ありません。これから1次試験までは合格点を確保する為に時間を費やして下さい。合格のために必要な戦略は一人一人違うはずです。
今日は1次試験を受験される方、2次試験のみを受験される方両方にメッセージをお送りします。
◎1次試験受験される皆様へ
先ほど戦略は一人一人違うはずと述べましたが、汎用的な事はもちろんあります。
ごくごく当たり前の事を書きます。
①やる事を絞る
これから試験まで1ヵ月弱です。これからは勉強する事を絞る事が得策です。
何に絞るか?それは試験に良く出題される頻出論点を勉強することです。
マニアック論点を学習しても試験に出題される確率が低いです。
頻出論点をあやふやな知識では無く、ガッチリ覚える。
これからの時期はは過去問題集と友達になる方が良いと思っています。
ちなみに私は試験1ヵ月前に過去問題集以外のテキストが段ボールに入れてガムテープでグルグル巻きにしてタンスにしまいました。これは極端かも知れませんが、覚悟の現れという事で。
②隙間時間の確認活用
これから短期間で得点を上げるためにはそうするか?
暗記中心科目を重点的に鍛えることです。
特に中小企業経営政策、経営情報システム、運営管理あたりでしょうか。
要するにコスパが良い科目を重点的に学習することです。
だって覚えていればすぐに得点ゲット出来るからです。
暗記科目は隙間時間を活用しましょう。
暗記科目を机に向かって勉強しても能率は上がらないと思います。私は通勤や昼休みなど隙間時間や勉強の合間にウオーキングしながら暗記科目を勉強しました。
皆様5分間を大切にして下さい。5分あれば中小企業政策分野などは覚えられますよ。財務会計も1問解けます。まとまって勉強時間が取れない人も多いかもしれませんが、5分間で何が出来るか考えましょう。
③勉強した後に何が出来るようになったか振り返える。
これから1次試験までは合格点を確保する為に時間を使いましょう!!と先ほど述べました。頻出論点が出題された場合、確実に問題を解けるようにする事です。
自分が出来ていない事を出来るようにする事が勉強です。
逆に自分が完璧に出来る問題を過去問の回転数だけにこだわり、何度も解いてもあまり意味がないです。既に出来る問題なので結論から見たら、何も出来るようになっていないからです。
①~③まで書きました。当たり前の事を当たり前に書いてしまいましたが・・・。
ゴールは決まっているので、やるしかないですね。もちろん、勉強をですよ。
★あと補足ですが、地方在住の方に注意です。受験票が6月末発送となっています。という事は受験会場も受験票が届かないと分かりません。ホテルの手配等は受験票届き次第、即効手続きしないとヤバいかも・・・。受験会場への経路確認等も忘れずに!!
◎2次試験を受験される皆様へ
1次試験が予定通り開催されるという事は余程の事が無い限り2次試験が開催されるでしょう。1次試験が予定通りに7月に開催される影響は考えていますか?
通常であれば、ストレート組は1次試験受験後、2次試験の受験期間は2か月位ですね。
2か月で試験合格する方凄いですが・・・。でもほとんどの人が2か月では完全に仕上がっていない状態で2次試験に望みます。合否は運任せの状態です。
しかし、今年は1次試験合格後2次試験の勉強期間は1ヵ月長いです。ストレート組も2次試験本番までに急ピッチで追い上げてきます。
何となく相対試験である2次試験の競争激化が見えてきますね。
2次試験オンリーの受験生の方はこの1ヵ月でストレート生との差を広げていきたいです。
事例1から事例3までは正直勉強時間の長さがそのまま得点に反映するとは思っていません。中小企業診断士2次試験は正解が公表されない試験ですが、出題者の中では必ず正解はあります。ただ我々には分からないので、いかに妥当性のある解答を書けるかが勝負の鍵を握るものだと思います。
ただやみくもに80分で事例を解く事が、「妥当性のある解答を書く」トレーニングに繋がるわけではありません。
診断士受験ブログもいろいろありますが、もちろん正解が公表されていないので、正解が分からない状態で書いています。ただ診断士試験を振り返ると2次試験の勉強について間違いなく言えることがあります。
中小企業診断士2次試験はご自身との振り返りです。自分の出来ていないところを、自分自身で客観視する必要があります。
ご自身の悪い所に向き合う事が正直キツイことです。でもご自身の改善が出来ない人に他人様である中小企業の改善なんて出来る訳ないと思います。
過去問を解いたら必ず解法プロセス、解答の妥当性について振り返りをする事を意識して下さい。この意識が重要だと思います。
長くなりますが、もう一つだけ。事例4偏重主義はリスクが高いと思っておりますが、1次試験受験生と差別化を図るためには、この1か月間、事例4を徹底的に勉強するのも良い手段だと思います。1ヵ月間で診断士試験事例4の過去問を遡って解いてみると実力は上がると思います。
私も最近はゴリゴリの中小企業診断士試験ネタでは無く、資金繰り、在庫などいろいろな角度から実務ネタを書いています。もちろん診断士試験と絡めて書いておりますが。
事例4に対する見方を変えられれば良いと思っています。ただのペーパー試験では面白くないかなと・・・。また、少しでも合格後の実務についても覗き見ていただけたらとも思っています。
かなり長くなってしまいました。突然の診断協会からの発表を受けて、ひたすら記事を書いております。とりあえず、診断士試験が中止にならなくて良かったです。
もう勉強するしか無いですが、体調面も気を付けて下さいね。勉強メチャメチャ頑張っても体調を崩しては意味がありません。
今日はここまでにします。明日からは「リアル企業の決算を見てみよう」シリーズをお送りします。お楽しみに。
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