おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
早くも積んどく本を読んでみようシリーズの3回目です。
紹介する本は、引き続きこの本です。
「最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法」を引き続き紹介致します。
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昨日はティーチング・テクニックの「教えるつもり勉強法」「ラバーダック勉強法」をご紹介しました。
今日は「10歳児教授法」についてご紹介させていただきます。
10歳児教授法
「この問題を10歳の子どもに伝えるにはどうすればいいだろう?」と考えてみるテクニックです。専門用語はすべて言い換える必要がありますし、つねにシンプルな表現を心がけなければなりません。
と書かれています。
これを中小企業診断士2次試験に置き換えます。
2次試験は筆記試験です。ご自身で必死にマス目を埋めようとして頑張って書きます。ご自身では完璧に書けたと思うかもしれません。
しかし、解答を読むのは採点者です。ご自身にとって分かりやすい解答=採点者にとって分かりやすい解答であるかは分かりません。
さすがに2次試験の解答を10歳児に説明するのは難しいかもしれませんが、忘れていけない事が一つあります。
それは2次試験の解答は事例企業の社長への診断・助言であることです。
つまり解答は事例企業の社長さんが理解出来なければダメだという事です。
これ概念は忘れがちです。
難しい経営の専門用語を使って社長さんに分かってもらえますか?社長さんに伝わらない診断助言って意味ありますか?
これを防ぐには客観的な視点で解答を見る必要があります。
一番早い解決策は「解答を誰かに見てもらうこと」です。本当は10歳児でも読める解答がベストだと思いますが。奥様や家族の方に読んでもらうのはどうですか?
ここで大切に視点が単純に読みやすいか?読みにくいか?です。
よくある解答がキーワードを詰め過ぎて、漢字ばっかりの解答です。
「キーワード盛り盛り解答」と勝手に呼んでいますが、日本語としてどうなのかな?と疑問になる文章です。(誤字脱字多めの私が行っても信ぴょう性が乏しいですが)
漢字ばっかりの文章は、威圧感が半端ないです。読む前から恐れ多いって感じになるのは私だけでしょうか?あまり優しくない感じがします。
目指すべき解答は、採点者が一度読んだだけでスッと頭に入る解答だと思います。
これ目指すためにはどうすれば良いでしょうか?
与件文の言葉をフル活用して、因果関係で丁寧に書くことではないでしょうか?
与件文の言葉は皆さまに与えられた共通言語だと思って下さい。当然採点者にも与えられた共通言語です。
与件の言葉を言い換えないでそのまま使う。これが第一のポイントです。
採点者も与件の言葉そのままであれば、そのまま頭の中に文章がスッと入ってきます。
もし与件の言葉を言い換えした場合、採点者の頭の中で理解しようと一度思考が止まります。さらっと読めないのです。
私は採点者ではありませんが、タキプロのWEB勉強会で皆様の解答を読んでいますので、この感覚は良く分かります。
あとは因果関係で書く事です。
因:与件の言葉 果:結論の構成になります。
因は必ず与件の言葉から根拠を拾ってくる。そして果:結論に繋げることです。
結論は「問題で聞かれている」事です。
これも診断士2次試験あるあるですが、解答が聞かれた事に繋がっていない事が多いです。これはまた次話していきましょう。
積んどく本を読んでみようという事で紹介してきました。
でもこれはほんの一部でしかありません。まだまだ役に立つ情報はありますが、さすがに全部紹介するとまずいので・・・。ここまでにしますね。
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