おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
昨日の記事は1次試験開催のニュースリリースがあり、慌てて書いたものですが皆様に見ていただいたようで書いて良かったと思いました。
どうも私の中で1次試験は8月という感覚が抜けていないので、あのニュースリリースを見て緊張感が走りましたね。これから1次試験までの期間は短いですが、出来る事はまだあるはずです。 やはり超前期は暗記科目を中心に勉強する事をお勧めします。
さて今日は「解答を書く」という事にフォーカスしていきましょう。
1次試験受験生の皆様は直前期で大変だと思いますが、2次試験へのスムーズな移行のためにブログをサラッと読んで欲しいです。
解答を書く時に意識している事はありますか?
まずは書くべき内容を把握する事です。さらに言うと設問で聞かれている事は何か?を正確に把握する事です。
聞かれていない事をいくら頑張って書いても0点ですよ。
だって聞かれていないですし。頑張って書いたという努力点が入れば良いのですが。
これ案外出来ていないですよ。
一番気をつけてもらいたい点が分析問題です。
少し本試験問題を使って考えてみましょうか。
平成26年事例1 第2問です。
A社は、創業期、大学や企業の研究機関の依頼に応じて製品を提供してきた。しかし、当時の製品の多くがA社の主力製品に育たなかったのは、精密加工技術を用いた取引先の製品自体のライフサイクルが短かったこと以外に、どのような理由が考えられるか。100字以内で答えよ。
聞かれている事は直ぐに「当時の製品の多くがA社の主力製品に育たなかった理由」と分かると思います。
皆様の解答は多分こんなフレームになると思います。
「理由は①○○②△△である。」
問題は全然ありません。理由を書いていますから。
ただしここで質問です。
①と②の論点が主力商品に育たなかった理由を答えていますか?
皆様は2次試験を解答する際に設問文から読む派ですか?与件文から読む派ですか?
たぶん設問文から読む派が多いような気がしますね。
設問分析って言葉があるように、設問で聞かれている事は?制約条件は?字数は?などを分析すると思います。これは重要である事に間違いはないのですが・・・。
私が受験生の時の失敗談として設問を一生懸命分析しても、解答する際に分析内容をあまり意識しない事が良くありました。
さすがに「理由」を書くという事は覚えていますが、解答が「主力製品に育たなかった」理由につなげる意識が足りませんでした。
先ほどの話に戻りますが、「理由は①・・・②・・・③・・・である。」と羅列する数が多くなる程、聞かれた事から外れるリスクが増えていきます。
①②③とすれば多面的な解答が出来ます。得点出来る可能性が高まるメリットがあります。しかし、1論点あたりの字数が少なくなり内容が薄くなるデメリットや設問で聞いている事から外れるリスクが大きくなります。どちらを選ぶかは戦略になります。
ちなみに私は事例1と事例3は因果関係を踏まえて分かりやすい解答を、事例2は比較的キーワードを多めに入れる解答を作成していました。
一番大切な事は設問で何を聞かれているか?常に考える事だと思います。
今日はここまでにします。
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