おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
1次試験の結果どうだったでしょうか?経営法務が難しかったらしいですね。
今日からは2次試験について話していきます。
といってもこのブログでも2次試験の基本的な話は既に終わっています。
でも今まで1次試験対策で精一杯で、このブログ見ていなかった人もいらっしゃると思います。出来れば過去記事を読んでみて欲しいのですが、簡単におさらいしていきましょう。
今日は初学者の方向けに話します。
経験者の方も、基本的な事が抜けている可能性は高いので、再度復習しましょう。
2次試験は事例1から事例4まであります。
事例1は組織・人事事例
事例2はマーケティング事例
事例3は生産・管理事例
事例4は財務事例
この4つの事例を1日で解かなければなりません。
1次試験合格者の方で2次対策をされていない方は試しに事例を解いてみて下さい。
多分80分では解けません。解答用紙が空白だらけの人が多いかもしれません。
例えマス目が埋まっていたとしても解答内容は・・・。たぶん的外れの事を書いている可能性は高いです。
私も予備校の答練で初めて事例を解いた時は80分でそこそこ書けました。自信満々で解答を提出しました。ただし添削されて返ってきた答練は一桁台の点数でした。
解いた直後は80点位は軽く取れたと思っていました。それが現実です。
初学者のハードル① 80分で解くスピード
80分という試験時間は良く出来ています。この試験、1事例あたり3時間あれば余裕で解けます。ただし試験時間は80分です。正確に言うと80分しかありません。
熟練者でもこの試験時間はキツイです。余裕で終わる事は無いと思います。
まず初学者の方は80分でマス目に空白が無いように対策を立てる必要があります。
始めは慣れの世界かも知れません。どういう風に解けば良いのかは自分自身で試行錯誤する必要があります。後で私の解き方をご紹介する機会もあると思いますが、私のやり方が皆様にピッタリのやり方かどうかは分かりません。これが難しいところでありますが・・・。
初学者のハードル② 解答内容
80分でマス目を埋められるようになったとしましょう。
ただ次に問題になる事は解答内容です。
ただここで一つ問題が出てきます。
診断士2次試験は正解が公表されていない事です。
1次試験はマークシート試験でかつ正解が公表されています。
間違えた問題は覚えればそれで終了です。
ただ2次試験は正解が分からないので、自分が書いた答えが正解かどうか分かりません。もしかして予備校で公表している模範解答ですら、本当の正解かどうか分かりません。
正解が公表されないから何を書いても良いのか?それはダメでしょうね。
診断士としての常識に沿って書かなければなりません。
ここで、「診断士としての常識って何?」って質問が来ると思います。
じつは診断士としての常識をこのブログで今まで話してきました。
過去記事を参考にして欲しいのですが、これから再度お話していきますので・・・。
★初学者の方は不利か?
そんな事はありません。特に今年は2次試験の勉強期間が例年より1ヵ月長いですし。
なぜ初学者が不利では無いのか?
診断士2次試験では当然出題者から質問が出されます。当然受験生の皆様はそれに答えます。当然ですよね。
最近ではブログでも2次試験で「聞かれた事に答える」重要性については良く言われます。初学者の方は忠実にその点を守って答案を作成する傾向があります。
しかし、多年度生はいろいろな知識が付いてきます。解答作成のノウハウも豊富になっていきます。
上手く答えようとして、逆に聞かれている事に答えていない解答が多くなります。
こんな事あるの?と思われるかもしれませんが頻繁に起こります。
多年度生あるあるとして、2次試験を一番最初の受験した時の成績が一番良かった!!と言われる方が多いです。
私もそうでした・・・。素直に解答する事が一番かもしれませんね。
今日はここまでにします。2次試験初めてという方を対象に話していますが、複数年受験されている方も大切な事なので参考にして下さい。
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