中小企業診断士けんけんの部屋

中小企業診断士及び銀行員として受験対策や日常業務を気ままに伝えます。中小企業診断士多年度生に特にお勧めします。

2次試験で必要な事(設問文編)

おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。

 

中小企業診断士2次試験について話しています。

2次試験はサクッと合格する人もいれば、私のようにドロ沼にはまる人もいます。

私は2次試験は5回受験しております。また診断士試験を合格するまでに9年間かかっています。

1次試験は努力がそのまま結果に反映されやすい試験です。

1次試験に落ちた方、すいません。私も3年連続1次試験不合格になったので悔しい気持ちは良く分かりますので。

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2次試験は、勉強時間がそのまま結果に結び付くか?

答えは微妙です。決して「勉強するな」とは言っていませんので・・・。

私の場合は9年間勉強しているので、診断士試験の鬼となっているはずです。

でも決して鬼にはなっていません。

私は2か月ちょっとで合格するストレート生を異次元レベルの人間だと思っていました。

勉強した事を成果に結びつける意識が無いと、なかなか結果に結び付かない事が診断士2次試験の難しいところです。

 

診断士2次試験では「読んで」「考えて」「書く」作業が必要になります。

そんなの当たり前じゃんと思っていませんか?

 

これを診断士試験で翻訳すると

診断士的に読んで

診断士的に考えて

診断士的に書く

事になります。

 

今日は「診断士的に読む」事について話していきます。

まずは診断士試験の問題について話していきます。

大きく分けて「与件文」「設問文」「解答用紙」の3つのパートに分けられます。

①「与件文」

与件文は事例企業についての概要が書いてあります。大体2ページ~2ページ半くらいの分量で書かれています。

 ②「設問文」

当然試験なので、出題者から問題が出されます。これを設問文と言います。

③「解答用紙」

そのままずばり解答を書く用紙です。説明するまでも無いですが・・・。

 

この3つを読んでいく訳です。ただ読書感想文みたいに、ただ文章を読んで感じた事を書く訳ではありません。

この試験は「コンサルティングレポート」です。

事例企業の外部環境を分析し、内部環境である課題や問題点を診断士目線で読み取る必要があります。そしてあなたは設問文で社長から質問が受けます。それに対してあなたは解答用紙に書いた内容を社長にプレゼンしなくてはなりません。

 

コンサルティングレポートで社長からの質問にあなたは診断士として解答しなければなりません。

社長からの質問が「設問文」として書かれています。

ここで大切な事は「社長が何を聞いているか?」です。

昨日のブログでも書きましたが、社長の聞いている事に答えていない人が多いです。

 

事例問題で見ていきましょうか。平成30年事例1第4問です。

A社が、社員のチャレンジ精神や独創性を維持していくために、金銭的・物理的インセンティブの提供以外に、どのようなことに取り組むべきか、中小企業診断士として、100字以内で助言せよ。

 

まず社長が何を聞いていますか?

「A社が取り組むべき」事を助言して!!と言っています。

設問が聞いている事を「題意」という言い方をします。私のブログでも題意という言葉は良く使います。

 

もう一つ注意していただきたい事は「制約条件」です。

「金銭的・物理的インセンティブの提供以外に」とあります。

あなたは診断士として「A社が取り組むべき事」を助言する訳ですが「金銭的・物理的インセンティブ」以外にと聞かれています。

社長も「金銭的・物理的インセンティブ」については分かっているので、それ以外の事

を助言して下さいと言われています。

ここであなたが「物や金をちらつかせれば良いんじゃないですか」と助言したら、社長どう思いますか?

「俺の話を聞け!!」と何かの曲みたいな感じになりませんか?

なので、あなたが「金銭的・物理的インセンティブ」の事を解答に書いたらアウトです。

「制約条件」は守るべきルールと思って下さい。

「こんなの絶対にやらないよ」と思った皆様、これから一杯やらかしますよ、たぶん。

 

次にあなたが「A社にとって取り組むべき事」を助言します。

ここでまた注意です。設問文に「A社が、社員のチャレンジ精神や独創性を維持していくために」と書かれています。

社長は「社員のチャレンジ精神や独創性を維持したい」と思いあなたに助言を求めています。

という事は、あなたの解答がA社社員のチャレンジ精神や独創性を維持に繋がるものでなければ社長のリクエストに応えていない事になります。

つまり聞かれた事に答えていない状態です。
ちなみに「チャレンジ精神や独創性を維持していくため」とあります。「チャレンジ精神や独創性を向上させる」ものではありません・・・。

なんとなく「聞かれている事に答える」ことの難しさが伝わりますか?

制約を破った瞬間に「けんけん、アウト」とナレーターの声が響きわたり、なぞの怪物にケツバットされるかも・・・。「笑ってはいけない、診断士試験」編で。

では今日はここまでにします。「設問文」だけで終わってしまった・・・。話す事一杯です。

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