中小企業診断士けんけんの部屋

中小企業診断士及び銀行員として受験対策や日常業務を気ままに伝えます。中小企業診断士多年度生に特にお勧めします。

平成25年事例1 その4

おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。

 

まさか設問分析だけでこれだけ書くとは思いませんでした・・・。

頑張っていきましょう。

 

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引き続き平成25年事例1について書いていきます。

 

第3問

A社では、最近になって大学新卒の正規社員を採用し始めた。従来、中途採用しか行わなかった同社が新卒正規社員を採用するようになった理由として、どのようなことが考えられるか。80字以内で答えよ。

 

聞かれている事は「理由」です。

理由なので①与件に根拠を求める②多面的に答えることを意識します。

どんな理由でしょうか?中途採用しか行わなかったA社が新卒正規社員を採用するようになった理由です。

 

A社がいきない新規社員を採用するようなパターンの場合はこういう事が考えられます。

①A社の戦略が変わったパターン

②A社の組織文化を変えるパターンです。

 

A社は「最近」になって新規社員を採用しています。「最近」というワードは時系列を表しますので要注意です。

①A社の戦略が変わったパターンの場合

組織は戦略に従うって言葉習いましたよね。社長が気まぐれ的に新規社員を採用する訳ではないのです。

事例1の場合、外部環境の変化に対応して全体戦略(ドメイン)を変えていきます。

いわゆる多角化戦略

A社の全体戦略が変われば、戦略に見合う人材が必要になります。

A社の全体戦略が変わる→A社の組織・人事を変えるパターンは頻出ですから要チェックです。

 

②A社の組織文化を変えるパターンの場合

組織文化を変える場合、新しい人材を入れて組織に新しい風を吹かすパターンです。

どんよりした組織にカンフル剤を入れるみたいな感じです。

 

これは以前紹介したカードバトル理論のカードの1枚になります。こういうカードを事前に持っていると解答の方向性が組み立てやすいですね。

過去問演習を通して、皆様もご自身で事例毎のカードを用意して下さい。

漠然と過去問を解く事が勉強ではありませんよ。

 

設問文に「考えられるか」とあります。これは事例1で多いですね。

これは与件文に直接的に解答が書いていないという事です。直接的に書いてあれば、それを与件文から抜いてくれば、即正解です。

このような直接的に解答が与件分に書いていない問題を類推問題と言います。

 

しかし、類推問題だからと言って、全部自分の知識から類推する人が多いです。

これでは事例企業に全く関係ない一般論になってしまいます。

あくまで事例企業が書いてある与件文の内容から類推する事が必要です。

でもちまたで類推問題と言っていますけど、それほど類推した試しがありません。

普通に与件文から解答は導き出せると思います。

 

解答フレームは「理由は①・・・②・・・である」でいきます。今後理由を聞かれたら全てその解答フレームになりますので。字数は80字なのでコンパクトに纏めたいですね。

 

では第4問です。

 

第4問

A社では、ICTの専門業者に委託して構築した顧客データベースを活用している。

しかし、そこで得られた情報は、必ずしも新商品開発に直接結びついていない。そうした状況が生じる理由について、80字以内で答えよ。

 

 

聞かれていることは「こうした状況が生じる理由」です。指示語が出ました。

「こうした」が何を指すか?

ICT専門業者から得られた情報が新商品開発に結び付いていない理由です。

これだけでは、診断士のセオリーも何が該当するか分かりません。設問を読んだ時点ではスルーします。与件に明確な根拠があれば良いのですが。根拠が乏しい場合には難問と位置づけます。

 

聞かれている事は理由です。理由を聞かれた場合どういう対応をしますか?

これを瞬間的に答えられるように過去問演習を積んで下さい。瞬発力の世界です。

理由は①かならず与件に根拠を求める②多面的に答える、の2点を意識して下さい。

80字ですからコンパクトに解答をまとめる事が必要です。

解答フレームは「理由は①・・・②・・・である」にします。

 

設問分析はこんな感じです。4日に渡って書きましたが、実際の作業は5分です。

初学者の方はまずはご自身で設問分析をやってみて下さい。

私も最初は何でこんな事やるかさっぱり分かりませんでした。

やっていく内に段々分かってくる世界です。

 

多年度生の皆様は設問分析だけをトレーニングする事をお勧めします。

短時間で出来ますので。細切れ時間の活用ってやつですね。

でも題意、制約条件、解答フレームあたりは既に出来ていると思います。

では何をやるか?

診断士としてのセオリーを瞬間的に思い浮かべることです。

これを何回も何回も繰り返す事です。

鉄板問題の場合、合格者は間違いなく点を取ってきます。設問を読んだ時点で診断士としてのセオリーを瞬間的に想起する事で80分の試験時間の中で考える時間を増やす事が出来ます。考える時間が増える事で解答の質は間違いなく上がると思います。

では今日はここまでにします。また明日へ。

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