中小企業診断士けんけんの部屋

中小企業診断士及び銀行員として受験対策や日常業務を気ままに伝えます。中小企業診断士多年度生に特にお勧めします。

設問間の関連②

おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。

 

平成28年事例1を題材に設問間の関連性について話しています。私のブログでは過去問を題材に話をします。まだ解いていないという方もいると思いますが、過去問は教科書になりますので。

過去問演習でトレーニングを積むのは勿論ですが、あくまで目標は本試験での合格です。当たりまえですが。

それには過去問演習で良い点を取るのが目標ではありません。

「本試験当日80分の試験時間の中で各科目60点以上の答案を提出する」事が目標になります。

過去問を使い倒した上で本試験対応を行っていく必要があります。これについてはまた記事を書きたいと思います。

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では昨日の続きのお話です。平成28年事例1の設問構造について話していました。

 

実はこの事例は設問を読めば、大体のストーリー展開が分かります。

事例1特有のストーリー展開との関連があるからです。

 

事例1の場合のベタなストーリー展開はこうなります。

①過去のA社は成功している

②外部環境の変化が起きる

③A社はコアコンピタンス(強み)を活かして多角化する=全体戦略変更

④全体戦略が変われば組織が変わる

⑤組織が変われば人事が変わる

 

A社の与件文は概ね過去から現在まで時系列に書かれています。なので上記の①から⑤も時系列に与件に出てきます。

順番に解説していきます。

 ①過去のA社は成功している。

過去のA社は上手くいっています。先ほど与件文に時系列で書かれると話しましたので、与件文の最初の方に書かれています。

事例3のように終始ダメダメな会社はあまり登場しません。後で述べますが外部環境の変化に対して、A社のドメイン及び組織人事をどう変革していくか?が事例1の根底に流れるテーマなので、始めは上手くいっていないとストーリー展開が難しいのかな?というのが私なりの解釈です。出題者では無いので真意は分かりませんが、こういうストーリー展開が多いです。

 

②外部環境の変化が起きる。

コロナウイルスがあるので実感しやすかもしれませんね。過去に成功しているA社に外部環境の変化が襲い掛かります。リーマンショック、不景気、令和元年であれば健康志向の高まり、受働喫煙問題などいろいろ起こります。

 

③A社はコアコンピタンス(強み)を活かして多角化する=全体戦略変更

過去成功しているA社に外部環境変化という脅威が襲い掛かります。

当然A社は大ピンチに陥ります。やばいよやばいよ・・・。

でもA社は引き下がりません。A社の強みであるコアコンピタンスを活かして全体戦略を変えていきます。

アンゾフの成長ベクトルで言えば、多角化方向に向かうことです。ビジネスモデルを変えると言った方が良いですかね。

つまり、今までのビジネスを変えていくわけです。ただしA社の強みを活かした関連多角化です。無関連多角化はNGです。

 

④全体戦略が変われば組織が変わる

組織は戦略に従います。当然全体戦略が変われば、戦略に合う組織を構築しなければなりません。

あるあるパターンとしては機能別組織であるA社が全体戦略が変わりました。

A社の組織をはどう変えていきましょう?というパターンが多いと思います。

 

⑤組織が変われば人事が変わる

④で組織が変わりました。当然組織に求められる人材も変わってきます。

 

これが事例1は鉄板ストーリーです。皆様も過去問で検証してみて下さい。

 

昨日まで平成28年事例1の設問を検証しましたが、設問での問われ方も時系列で展開していきます。昨日の記事を再度読んでいただければ幸いです。

 

第1問で3代目について聞かれました。

設問1では成功事例が聞かれています。つまり上記の①過去のA社は成功している状態です。

設問2では失敗事例が聞かれています。つまりA社は上手くいっていない状態。

②外部環境の変化を受けている状態であると想定できます。

 

第2問で5代目について聞いています。

設問1でA社は新規アルバム事業へ展開しています。③全体戦略の変更、多角化について聞かれています。

設問2は新規アルバム事業を展開した際の組織について聞かれています。④全体戦略が変われば組織が変わっています。

 

第3問でそのものずばり⑤組織が変わった後の人事戦略について聞かれています。

 

与件のストーリーと設問間の関連性がマッチしていますね。

これがマッチしない事例が先日解説した平成25年事例1です。

いきなり助言問題を出されて当時の受験生は混乱してしまった超難関事例です。

 

今日は結構重要な事を話しました。あまり受験生の皆様が意識されていない論点だと思います。でも今日話してしまいました・・・。

皆様頑張っていきましょう!!

 

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