おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
今日は皆様から良く聞かれる質問にお答えします。
Q 2次試験で過去問演習を行うのですが80分で終わらないのですがどうしたら良いのでしょうか?
これは私も経験しました。過去問演習を行っても80分で終わらない・・・。
どうやったら終わるのかいな・・・。
しかし本試験で80分で終わらない場合は当然試合終了になります。残念ながら延長戦はありません。
でも普通に考えたら80分なんかで終わる試験では無いのです。
本当この試験は良く出来ています。試験時間が120分だったら余裕で解答できるのに・・・。
2次試験のスキルを十分に上げた受験生がギリギリで終わる試験時間が80分なのです・・・。
といっても2次試験のスキルを上げるってどうやって・・・。
対処法としては、私はこの2つを考えます。
①80分のプロセスの精度を上げる事
②80分のプロセスにおいて各プロセスのスピードを上げる事
今日は①80分のプロセスの精度を上げる事を考えていきましょう。
これは試験1ヵ月前くらいを目途に仕上げられると良いと思います。
皆様は80分のプロセスを改良していますか?
もしかして、80分のプロセスは全く動かしていないですか?
80分のプロセスは定期的に見直して下さいね。
これというプロセスが見つかるまでは微調整する事です!!
ここで私の解答プロセスを紹介します。ただこれは私のプロセスであって皆様は各自で自分に合うプロセスを見つけて下さいね。厳密に言うと事例毎に若干プロセスは違うのですが、大まかなプロセスは次のようになります。
開始から 5分 設問分析
5分 ~ 15分 与件文を読む
15分 ~ 40分 解答骨子を考える
40分 ~ 終了 解答を書く
それに診断士試験は「読む」「考える」「書く」という事が密接に絡み合ってきます。
「読む」パート→設問分析、与件文を読む
「考える」パート→解答骨子を考える
「書く」パート→解答を書く
以上のように割り振る事が出来ます。
ここで80分のプロセスは何の為に定めるのでしょうか?
もちろんタイムマネジメントの要素は強いです。
ここでは「試験時間内で合格答案を提出するため」のプロセスと考えてみましょう。
各プロセスを上記の視点から考えてみましょう。
①設問分析
皆様は設問分析でどのような事をやっているでしょうか?
私は予備校で「設問分析こそが命!」という教えをいただいておりました。
題意(設問で聞かれている事)や制約条件などは当然把握します。
「しかし設問を読んで与件で聞かれる事を想定しましょう!!。そうしないと絶対与件を読んで解答の根拠に気付きません。」なんて教えられていましたので当然設問分析を一生懸命やりました。だって設問分析をやらないと解答の根拠に気付かないわけですから予備校の教えを忠実に守りました。
しかし、ふと気づくわけです。
「設問分析別にしなくても与件と紐づけ普通に出来るけど・・・」
「でも予備校の先生があんなに力説しているから設問分析をやらなくてはならないよね・・・」
「教えに忠実!!」言葉を良いですけれども、この時点で時間のロスは確実に発生しています。
設問分析をするのは良い事です。ただし、設問分析時に与件に書いてある事を想定するプロセスは「試験時間内で合格答案を提出する」事には全く役に立っていないからムダなプロセスです。
設問分析は解答する際に題意を外した解答を書かない為に行うものです。
他にも一次知識を余白に考えられるだけメモをする人もいるでしょう。ただそのプロセスが解答を導き出すために役に立つプロセスならば取り入れれば良いでしょう。
もし解答を導き出す際に、全く利用していない場合は「一次知識をメモするプロセス」は無駄なプロセスです。ただの儀式に過ぎません。
予備校の先生や合格者が良いというプロセスも受験生の皆様に合うプロセスとは限りません。もちろん私が言う事も・・・。
ただご自身が良さそうと感じた事は試してみる価値はあると思います。
後は設問分析にかける時間も考えてみましょう。
私は予備校で「設問分析は10分位は最低かけて下さいね。」と言われて10分間きっちり時間をかけていました。
皆様も過去問演習を行い事例毎の設問文の特徴を把握していますか?
事例Ⅰは設問文を読んでも聞かれている事が非常にわかりにくいです。
「ちょっと何言ってるかわからないんですけど・・・」状態です。
当然設問で題意(聞かれている事)を十分把握する事は重要になります。
しかし、事例ⅡやⅢの設問文はどうでしょうか?
それ程聞かれている事は複雑ではありませんね。
それなのに事例Ⅰと同じ時間設問分析をやる事に意味があるでしょうか?
事例毎に設問分析の時間を設定する事をお勧めします。
今日は設問分析だけで終わってしまいました・・・。
また明日も続きます。今日はここまでにします。
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