おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
事例Ⅳ対策が続きます。
今日は文章問題についてです。
正直、文章問題は対策が立てずらいですね。
出題予想しても多分外れるので止めておきますが・・・。
何となく出題されそうな論点をまとめましたが、何の根拠もありません。
お許し下さい。
(1)事業承継
平成24年に聞かれています。旅館の事例でしたがオーナー夫妻に後継者が無く親族にも経営を任せられる人材がいません。承継先としてどのような相手が考えられるか?またその際の留意点について聞かれました。
承継先としては、従業員がファーストチョイスかなと思います。あとは周辺の旅館あたりです。
ハゲタカファンドや大手企業はダメです。大手に買収されることを診断士が助言してはどうなのかな・・・。
留意点は強みの維持です。これは診断士試験では強みの活用がポイントだからです。
あとは従業員の継続雇用です。旅館はサービス業ですから今の従業員がいないとD社の強みが出ませんから。他は利害関係者との関係性を維持するとか何か書けばOKではないでしょうか。
(2)デシジョンツリー
計算問題として出題された場合は正解を導きだすのはキツイです。
デシジョンツリーとしてD社の投資パターンは
①研究開発は投資する
②高付加価値なら投資する
③低付加価値なら投資しない
デシジョンツリーの問題は段階的に意思決定が出来る事がポイントになります。
通常の設備投資は一括投資します。その後D社のCF状況はどうなるか分かりません。
デシジョンツリーの場合は一括投資をせずに、複数回意思決定できる事が出来ます。
平成23年、平成19年に出題されています。
平成23年の場合は、R&D費として10百万円出すことにより、コストの高低が分かるとしています。
先ほどの投資パターンに当てはめると
①R&D費10百万円は投資する。
調査の結果
②低コストならば投資する
③高コストの場合は投資しない。となります。
②は良い結果③は悪い結果と置き換えても良いです。計算結果が分からなくても文章題はこんな感じで書いておきましょう。
(3)オプション取引
昨日もこのネタを書きましたが重要なのでもう一度書きます。
まずは「ドルのコールオプションの買い」のように「外貨名+オプション名+買い」という書き方が良いです。必ず「ドル」などの外貨名を入れた方が安全だと思います。
そして円高・円安の場合を分けて分かりやすく記述します。
円安の場合は、権利行使により為替差益を確保する。
円高の場合は、権利放棄により為替差損を回避する。
こんな感じで書いておけば間違いないでしょう。
くれぐれも試験会場で混乱してコールとプットを間違えないで下さい。
そして最後に「全く分からない難問が出題された場合はどうしましょう?」
平成25年第3問の品質コストマネジメントの問題です。
こんな論点出題されたら分からんがな!!と実際試験を会場で受けて思いました。
この場合の対応は皆様決まっていますか?
私だったら与件文をフル活用して何か書きます。
アイディア解答では無く与件文を丸写しでも良いので、とにかく与件文活用です。
与件文は受験生みんなに与えられたものであり、与件文の内容は間違いが無いでしょう。アイディア解答よりも部分点が確保出来そうです。
相対試験なので、みんなが分からない問題では差がつきません。しかし、部分点が少しでも他の受験生よりも入れば、それだけで有利になります。
他にもいろいろな論点が出題されていましたが、直前期なので書きません。簡単な問題で対策は特にいらない問題もあれば、極端に難しい問題かどちらかです。
難しい問題でもとにかく書きましょう。一番もったいない事は時間切れで何も書けないパターンです。どうせ分からないのなら、序盤で何か解答を書いてしまうのも一つの手段です。
では今日はここまでにします。また明日へ。
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