中小企業診断士けんけんの部屋

中小企業診断士及び銀行員としての日常を気ままに伝えます。

事業承継の話

おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。

 

さて、令和2年事例Ⅰの振り返りが終わりました。

次に他の事例に行きたいところですが、少しアイスブレイクということで違う話題を書きます。

本題に入る前に今日の動画を紹介します。


Street Piano:Demon Slayer【鬼滅の刃】LiSA「紅蓮華」弾いたら左足が暴れ始めて‥Gurenge Kimetsu no yaiba Opening piano cover

いま話題の「はらみちゃん」の動画ですね。

結構ワイドショーにも出ていたりテレビでもお見かけします。

どうしても、鬼滅の刃よりの動画紹介になりましてすいません。

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さて本題に入ります。

令和2年事例Ⅰは事業承継がテーマでした。

 

私は地方銀行で働いていますが、後継者がいない会社は多いですね。

地方では赤字、債務超過の会社なんて珍しくありません。

企業経営理論でゴーイングコンサーンという言葉を習います。

企業は永続するものということです。

本来はそうあるべきでしょうが、親族のみでやっている企業、いわゆる「父ちゃん、母ちゃん企業」で業績が悪く債務超過の会社を子供に継がせるか?といったら継がせない会社は多いです。

社長は子供に「継がせたくない」という想い、子供にとっては「継ぎたくない」というところが本音でしょう。

なので事業承継では「事業を承継する」ことと「事業を承継しない」ことも考えなくてはなりません。

 

そこで会社の事業承継が上手くいかない事例を紹介します。

私は支店の融資責任者をやっていますが、私が担当する企業は「業績が良い企業」というよりは「業績が悪い」企業がほとんどです。

「業績の良い企業」は営業が張り付いています。

私もいろいろな会社を見てきました。そしていろいろな事例を経験してきました。

少し事例を紹介していきます。

 

今日の事例は「会社の社長が突然亡くなった場合」何が起きるか?

これについて事例を紹介します。

社長が高齢の場合で、後継ぎが決まっていれば計画的に事業承継が行えます。

しかし、今日の事例は「社長が若くして亡くなってしまった」場合です。

 

業種:運送業

代表者:Aさん(36歳 独身)

従業員:22名(ドライバー20名 経理担当1名 事務員1名) 

業歴5年

こんな感じの企業です。

 

代表者であるAさんは36歳と若く、業歴4年目で売上は5憶円程度確保していました。コンビニ商品の取り扱い大手取引先からの受注により売上は毎年増加していました。金融機関も売上増加している企業に対しては、融資も通りやすいために複数金融機関から融資が出ました。社長も手元現金はあっても損はしないだろう位の感覚で融資を受けていました。

しかし、好調な時期も長く続きませんでした。

取引先との条件面が折り合わず、大手取引先からの仕事が途絶えて売上は急下降。

売上の大幅下落に伴い、借入返済も滞るようになりました。

 

銀行も売上が伸びている企業には当然融資を出したいです。

私が決算書を振り返ると唖然としました。

しかし、正常運転資金が5千万円しか無い企業に3億円の融資が出ていたのです。

複数の銀行がバンバン融資を出した結末がこれです。

「そりゃ延滞もするわ!!」と一人ツッコミをしたのを覚えています。

 

私は条件変更の相談を受けたことによりA社長と初めて面談しました。

 社長は複数金融機関と取引しているために、まずは「メイン銀行と話し合って、条件変更において各金融機関への返済額を決める」と話していました。

しかし、数日経っても何の返答も無い状態が続きました。

メイン銀行に電話連絡しても「社長とは面談したのですが・・・。社長から各金融機関に話をすると言ってましたが」という返答は貰いましたが、社長の携帯に電話をしても全く折り返しの電話がありません。

 

数日後、メイン銀行の融資担当者から電話がありました。

「驚かないで下さいね。A社長が亡くなりました・・・。」

私は一瞬声が出ませんでした。人間本当に驚くと声が出ないんですね。

「まさか、自ら命を?」

ふと頭によぎりましたが、電話越しに声が出せません。

「社長はもともと心臓が悪かったので。会社にも来ないので、従業員の方が社長のアパートに行ったら倒れてて。」

社長は独身でした。倒れても誰も助ける人もおらず・・・。

 

今日はあらすじで終わりますが、これからこの企業がどうなっていったか?

では今日はここまでにします。

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