おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
今日の動画はこちらです。
懐かしですね。良くカラオケで歌っていました。結構昔ですが・・・。
最近はカラオケも密になってしまうご時世ですから、中々厳しいですね。
さて、銀行との付き合い方について書いています。
今日は「業績について定期的に報告していますか?」についてです。
これは「メイン銀行とズブズブの関係を作る」ことにも通じます。
業績が悪くなったり、急に資金が足りなくなった時だけ銀行に行ってませんか?
それで「直ぐにお金が必要だから融資しろ!!」なんて銀行で言ってませんか?
銀行からしたら「資金管理が出来ていないだらしない社長」「都合が良い時だけ頼りに来る社長」という印象しか受けません。
資金管理がちゃんと出来ている会社であれば、余裕を持って融資相談をするはずです。
それに日頃から銀行とのリレーションが図れていないので、業績について一から全て説明しなければなりません。
銀行サイドは、融資実行までに社長から聞いた事を整理して、決算書、試算表の分析を行い、資料を全て作成しなければなりません。
結構時間がかかります。
しかし、社長はスーパー急ぎといってくる。
「返答を早くしないと他の銀行に頼むぞ!!」と脅してくる。
銀行からしたら「それじゃ、他の銀行に頼んでくれよ」と喉まで出ているが、社長の前では言えません。
そして、社長との関係性も悪くなります。
銀行も商売ですが、やはり人と人との付き合いになります。
感じが良く無い社長の企業には、あまり融資は乗り気ではありません。
金利も高く取りたくなります。
そんな事にならないように、毎月メイン銀行には試算表を持参して業況報告をした方が銀行と良好な関係を築けます。
業績が良い時も悪い時も銀行に試算表を持っていきましょう。
どんなときもです。
これ流して大丈夫でしたかね・・・。
そして銀行員の前で売上増加要因、減少要因を話しておくのです。
銀行の融資担当者としては、稟議を書く際にヒアリングが十分に出来ていないと大変なんですよ。結構想像を膨らませて意見書を書かなければならない時も多いです。
ただ会社側で毎月業績推移を話してもらえると、意見書も作りやすいです。
このメリットは次の2点が考えられます。
①融資担当者との接点増加による関係性強化
②真面目な会社である事を銀行に植え付ける
銀行にもいろいろな形態があるでしょうが、だいたいメイン取引先には営業マンが張り付いています。
銀行の融資担当者は営業マンが顧客から相談された融資案件に対して稟議書を書く事が仕事になります。つまり融資担当者は顧客と向き合うよりも営業マンと向き合う事が多いことになります。
融資担当者は頑張って融資書類を通しても、顧客から感謝されるのは営業マンという事になります。あまり面白くない時もあります。
しかし、融資担当者と直接接点を持つことにより、「融資担当者は自分の顧客」という認識に変わります。この事で融資担当者にスイッチが入る事が多いです。
融資担当者のモチベーションアップ=融資決裁率の向上
という方程式は十分成り立ちます。
知らない会社の融資よりは馴染みのある会社の融資を頑張って通したいと思いますよ。
それじゃプロじゃないと言う人もいますが、所詮人と人の関係性の上で仕事は成り立っていますので・・・。
②の真面目な会社であることを植え付けるはまた次回書く事にしましょう。
今日はこのへんで。
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