おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。
今日の動画はこちらです。
【里崎を信用させるストレート!!】里崎智也が受けてみて凄かった投手シリーズ!豪速球編!
里崎チャンネルです。私はプロ野球大好き人間です。里崎さんは現役時代から好きな選手でした。Youtubeでも里崎チャンネルとして独自の分析をされています。
中小企業診断士勉強中は隙間時間に勉強していましたが、今は隙間時間に動画を観ているかもしれません。アシスタントの袴田さんも楽天を始め野球知識が半端ないところもお勧めポイントですね。
今日は融資審査についてです。
融資審査は決算書などから分析する「定量分析」と営業マンが企業訪問して得られる声や社長の人柄、経営能力などの「定性分析」の2つから分析していきます。
昨日のブログで「銀行は人を見る」と言いましたが、これは定性分析です。
定量分析だけではダメ。定性分析だけでもダメ。上手く融合させなければなりません。
定量分析は決算書、試算表を基に分析することが求められます。
しかし、基になっている決算書が正しい情報かどうかも分析しなければなりません。
いわゆる「粉飾決算」です。
私は融資担当者として「危ない企業」を担当することが多いです。そして「倒産してしまった企業」も山ほど見てきました。
「倒産した企業」に言えることが「粉飾決算が多い」という事です。
粉飾決算は銀行に対しては「業績を良く見せる」事が目的です。
「売上」を増やして「コスト」を下げれば「利益」が増えるという方程式になります。
つまり①「売上」操作と②「コスト」操作の2つが手法としてあります。
①売上操作については売掛金による操作が一番大きいような気がします。
架空売上を計上させて売掛金にするパターンです。
②コスト操作は在庫が王道でしょう。
粉飾決算で王道という言葉を使うのも抵抗がありますが、やはり在庫操作が一番多いと思います。
売上原価=期首商品棚卸高+当期商品仕入高ー期末商品棚卸高という方程式が成り立ちますので、期末商品棚卸高を膨らませると売上原価は少なくなります。
売上高ー売上原価=売上総利益という式からも売上原価が小さい=利益も大きくなります。
粉飾決算もいろいろな手口があります。
現金が異常に多い。これは預金ではありません。現金というところがポイントです。
銀行預金は嘘はつけないので、足がつかない現金でごまかすパターンです。
それ以外にも貸付金が異常に多い時は要注意です。
売上、利益は損益計算書による操作です。しかし、損益計算書をいじくると、相手方である貸借対照表もいじらないとバランスが合いません。
売上、コストの反対勘定として貸付金を利用するケースが多いです。
貸付金は使い勝手が良いのでしょう、粉飾決算を行うには・・・。
大体ごまかしポイントを頭に入れた上で決算書を連続して並べると何か異常値を発見できるケースが多いです。
横に並べて検証することがポイントです。直近3期分程度を横に見ていくとおかしなところが見えてきます。
売上が時系列で下がっているのに商品は増え続けている。
売上が下がっているのに、売掛金勘定だけは増え続けている。
突然貸付金勘定に社長への貸付金が登場した。
これは直近の決算書1期見ただけでは分かりません。流れの中で決算書を見ていく必要があります。
今日はこんな感じで終わりにします。詳細はまた後日に続きます。
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